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2016/08/01

夏の養生 夏の邪気:暑邪(夏バテ・食欲不振)

8月ですね!
自分は大好きな季節ですが、夏の暑さが苦手という方も多いと思います。

梅雨の時期に湿邪というのを書きましたが、
最近の夏の過ぎた暑さのことを東洋医学的に「暑邪」といいます。
暑とは、陽のエネルギーのひとつで
体を動かしたり、活性化するエネルギーと言われています。

ですが、それが過ぎると邪になって人体に悪影響を与えます。
陽のエネルギーが強すぎると、顔のほてりや喉の渇き、多汗などの症状が出始め
そのエネルギーを外に出そうと汗をずっとかいてると
体が疲労して、倦怠感や不眠、動悸、いらいらなど色々な症状を呈します。
暑邪は「心」に影響するといわれ、
熱中症や脳梗塞を引き起こします。

この暑邪の影響を受けないためには、日ごろの養生が大切になってきます。
食べ物で言えば、このころ旬を迎える
トマトやきゅうり、にがうり、スイカなどは
体の余分な熱を奪うといわれていますし、
ミョウガやわさび、ねぎなどは、
気を巡らせる効果や7
夏の食材が傷みやすい対策としての殺菌作用があるので、
これらの食材を積極的に取るのもいいと思います。

この時期、冷たいものをどうしても多く取りがちですが、
冷たいものを食べると、内臓の冷えを解消するため体内に熱が発生しますし、
胃腸の働きを弱らせ、それが食欲不振や夏バテの原因となるので注意しましょう!

現代の夏は、暑の強さもありますが
冷房などで、実は冷えてしまう時期でもあります。
外で汗をかいた状態で、冷房の効いた場所に入ると
汗が冷えてしまったり、汗を出す汗腺という場所が開いてる為、
冷えが体内に容易に侵入してきます。
外出するときは、タオルなども持って汗は拭くよう心掛けましょう。

東洋医学的養生法
東洋医学では、夏のこの時期は陽気が盛んになり、体内のエネルギーを発散させる時期と言われます。
この時期は、早寝早起きをして、体を動かして適度に汗をかくことが大事と言われます。
といっても日中はリスクが高いので、なるべく朝・夕方がいいと思います。
もちろん、水分摂取は忘れずに!
この時期喉が渇いたと思った時には、もう体内は脱水に近い状態です。
この時期の水分摂取は喉渇いてないなぁと思っていても、こまめに取るよう心がけましょう!

季節ごとの特徴に注意して、元気に過ごしましょう!

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吉祥寺みやま鍼灸院
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